ここでは代表的なチャートパターン、ウェッジについて説明したいと思います。
チャートパターンの認識が重要なのは、チャートパターンが出ると、今後の相場が上昇するのか、下降するのかを、判断するための指針になることが多いからです。
あくまでも予測なので、思った通りの方向に行かない場合も有りますが、プロトレーダーの方は意識してトレードしています。
覚えておいて損は無いですよ。
上昇ウェッジ・下降ウェッジとは
トレンドを形成中の押しや、戻り売りの際にパターンとして出現する。
天井や底値圏でも出現する場合があり、トレンド転換のポイントとなる事が有ります。
上昇ウェッジ・下降ウェッジには、合わせると4つのパターンが有ります。
しかし、チャートを見ていても、見過ごすことが多く、常に意識してチャートを見ないといけません。
上昇ウェッジのパターン
上昇ウェッジとは、もみ合いながら高値を更新し、安値も切り上げて行くチャートパターンとなります。
最後の方は高値と安値の幅が狭くなり、高値のラインをブレークするパターン。
安値のラインをブレイクして下げるパターンの反転ウェッジが有ります。
どちらもブレイクした方向に、トレンドを継続する傾向に有ります。

下降ウェッジのパターン
下降ウェッジとは、上昇ウェッジとは逆で、安値を更新しながら、高値を切り下げて行くパターンで最後の方は高値、安値の幅が狭くなり安値のラインをブレークアウトするパターン、または反転する反転ウェッジになります。

ウェッジを使ったトレード手法
上昇・下降ウェッジのトレード手法は簡単でローソク足がラインを抜け、ローソク足が確定したらエントリするパターンが一般的ですね。
早い人は、ブレークアウトしたらすぐに、エントリーをする人もいます。
ブレークしたあと、一旦、ライン付近まで戻りをまって、ラインタッチで上髭付けたらエントリーする手法もありますね。

慎重派の人は下の画像のように高値を抜けたら、エントリーする人もいますよ。

利食いのタイミング
利食いのパターンは直近の、高値、安値に置く事もありますし、トレールで流れに合わせて利確する方法も有ります。

またウェッジが出来始めた高値、安値の値幅分を取りに行くトレーダーもいます。
トレンド方向にブレイクアウトした場合は、フィボナッチやフィボナッチエクスパンションなどを利用して利確ポイントを決める人もいます。
フィボナッチエクスパンションを使う人は、FE 100やFE 161.8のラインを使うことが多いようです。

まとめ
ウェッジパターンは認識するのが難しです。
注意して見ないと、見落としてしまったりする場合が多いです。
図で書くと「こんな感じか」と、すぐにイメージが湧いてきます。
しかし、実際にチャートを見てみると、よく分からない場合があります。

人によっては、「これウェッジパターンなの?」と思うような場合も有り、見方が人よって変る場合もありますね。
パターン認識が難しいですが、覚えておけば、利益のチャンスが増えますよ。