皆さんは、過去検証を、どのようにして検証していますか?
証券会社のチャートを使って、過去にさかのぼり検証しますか?
私はMT4使って、過去検証をしていました。
Think Trader(旧Trade Interceptor)を使えばもっと効率よく、過去検証ができますよ!
しかも無料で使えて、びっくりです。
Think Traderをインストールしよう
WindowsPC版で説明させて頂きます。
こちらのサイトにアクセスし、下にスクロールします。

Available on desktop, mobile and tabletの項目がありますので”Think Trader Desktop”をクリックしてください。

windows版インストーラーを、ダウンロードしてください。

ダウンロードしたsetup.exeをダブルクリック、インストールしましょう。

インストールが終わると、プログラムが起動します。

ここから、無料登録を始めます。
Sign up for freeをクリックすると、Registerに切り替わりますので
- E-mail sddres:メールアドレス
- Password:パスワード(8文字以上)
- Confirm Password:パスワード再入力
- Forex Experience:Beginner(BeginnerでOKです)

Submitをクリック
こちらが出てきたら、Think Traderのインストールは完了です。OKをクリックしてください。

Traders Gymを選択して、ログインしましょう。

Think Traderに仮想口座を開設しよう
次は仮想口座アカウントの設定です。
画面中央下の、Add Trading Accountsをクリックしてください。

そうすると、Create Accountが表示されるので

- 名前はお好きなように付けてください。
- Initial fundsには、仮想口座の資金の額を入力してください。
- Currencyは、円やドル口座等を選べます。
- レバレジはプルダウンメニューから、好きなものを選んでください。
Createをクリックすれば、仮想口座が出来上がります。
仮想口座は複数開設出来ます。
用途に合わせて、ご利用してください。

チャートを設定しよう
次にチャートの設定方法です。
画面の左上に+が有りますので、クリックしてください。

そうすると、Simulated Trading Configurationパネルが出てきます。

設定は
- Feedはそのままで大丈夫です。
- Symbolで通貨ペアを設定するのですが、FX以外にも株式等と、ごちゃまぜになっています。
アルファベット順に並んでいるので、ドル円を選択した場合はUSDJPYで、探してください。 - Price typeも特に弄る必要はありません。
- Timescaleは注意が必要です。
例えば1時間(1 hour)を選んだ場合は、1時間足より下の時間足は見れなくなります。
時間足によって表示できる日数が変わりますので赤いラインを確認してください。
OKを押すと、チャートが表示されます。

チャートでよく使うツール
チャート検証でよく使う、トレンドラインやフィボナッチ、各種インジゲーターの、表示方法を解説します。
鉛筆のアイコンはライン系ツール
鉛筆のようなアイコンは、ラインツールやフィボナッチ、オブジェクトなどの機能が有ります。
エリオット波動や、ハーモニックパターンを表示できるツールもありますね。
一つ一つどんな風に描画されるか、試して見ても面白いですよ

チャートを分割して、マルチタイムフレーム検証をしよう
Think Traderの魅力は、マルチタイムフレームに、対応しているところです。
4つの四角いアイコンをクリックすると、チャートの分割イメージが出てきます。

試しに、3分割チャートをクリックすると

上の画像のようになります。
すべてのチャートは、同じ時間足で表示されます。
分割したチャートでマルチタイムフレーム分析をする
分割したチャートは、それぞれ違う時間足を表示させることができます。

- 時間足を変えたいチャートを、クリックしてアクティブにしてください。
- 画像の矢印のところに有る、時間軸の変更ボタンをクリックします。
- 設定できる時間足のプルダウンメニューが出てきます。
- メニューから時間を選択すれば、時間足が変更されたチャートになりました。
移動平均線を表示させる
テクニカル指標を、表示させることもできます。
Think Traderはテクニカル指標の種類も豊富で、一般的なものは網羅しているので十分です。
今回は 単純移動平均線を、表示させたいと思います。
単純移動平均線を、表示させたいチャートをクリックし、アクティブにします。
ジグザグになっているアイコンをクリックすると、インジゲーターの設定ができます。
下のAdd Indicatorsをクリックすると、メジャーなインジゲーターが出ました。

単純移動平均線を表示させたい場合は、Simple moving averageを選択し、Addボタンをクリックすれば、チャートに反映されます。
移動平均線の設定を変更したい場合は、登録されたインジゲーターをクリックします。
パラメーターが出てきますので、好みに合わせて変更してください。
パラメータの下のSave defaultをクリックすれば、常に設定した数値で、表示されるようになります。

チャートの前進・行進・自動スクロールの設定

チャートの下に矢印が3つ並んでいます。
左から
- 戻る
- 自動で進む
- 手動で進む
MT4の検証用のEAで一番イライラしてしまうのはチャートが進んでしまうと戻せないことです。
このソフトはMT4のバックテストではできない、戻る機能が有ります。
エントリーポイントを間違えて進めてしまっても、戻ることができるので便利ですね。
※たまに進むにしても、ローソク足が表示されないことがあります。
その際は一度、戻して改めて進むにしてください。
チャート画面の右下に、時間表示されている所が有ります。

これは5minに設定をすれば、5分刻みでローソク足の値が更新されます。
その横のスライドバーは、スピード調整のスライドバーです。
自動で進むを押した時に、Slow側が遅くなり、Fast側は早く動きます。
仮想売買をしてみる
Think Traderで仮想売買をしてみます。
チャートの上で右クリックすると、ポップアップメニューが出てきます。
メニューの中のOrder winsowを選択。
するとオーダーパネルが出てき来ました。

まずInstant Execution(成り行き注文)からオーダーしてみましょう。
- Quantityで通貨数を決める(画像は0.1ロット、10000通貨)
- Instant Executionを選択
- SellまたはBuyを選択
- Place Orderをクリックして注文をしてください。
指値注文はPending orderを選択します。
IFD注文もできます。

損切り設定の変更などをオーダーメニューから変更する
損切り設定や利確設定、変更をしたい場合は、オーダーボックスから、設定したいポジションをダブルクリックすればストップロス、利確の設定ができます。

ポジションを決済する
ポジションを決済する場合は、オーダーボックスの保有ポジションを選んで右クリックでClose Positionを選択します。

指値注文を取り消す場合
指値注文を取り消しする場合は、Pendingをクリックし、取り消したい、指値注文の上で右クリックCancel Orderを選択してください。

仮想口座の引き出し、預け入れ、口座破棄
Think Traderの仮想口座は引き出しや、預け入れができます。
練習用のFXチャートで、ここまで出来ると本当に便利ですね

上の画像にあるギヤのアイコンを左クリックするとメニューが出てきます。
- Withdraw:引き出し
- Deposit:預け入れ
- delete Account:仮想口座破棄
トレードレポートを見よう
Think Traderは取引のレポートが見れます。
トレードレポートが見れると、数字ではっきりと検証結果が出てくるのでとても重宝すると思いますよ。
検証もそうですが、練習用としても最適ですね!
レポートを出すには、検証トレードが終了後にTrading Reportをクリックします。

するとブラウザにレポートが表示され取引履歴、勝率、最大損失などの数値が、レポートで確認できます。

まとめ
Think Traderはとても優秀なツールで、MT4などで検証する気が無くなってしまいますね。
FXの高い検証用のソフトや、バックテスト用のEAも必要なく、ここまで出来て、無料だなんて、素晴らしいですね。
少し前に、MT4用の検証用EAを買ったのが、馬鹿らしくなってしまいました。
私は情弱でしたね・・・
チャートソフトもTradingViewに似ていて(同じプラットフォーム?)、直感的に使うことが出来て満足できるFXチャートアプリだと思います。
アンドロイドなどの、モバイル端末でも使えるようなので、検証がはかどりますね。