FX業者が多くて、どの業者にすればいいか迷っている人も、たくさんいます。
そこで、初めてFXトレードをする人のために、なにを基準にしたら良いのか紹介したいともいます。
初心者が見るべき、FX業者選びのポイント
初心者が一番初めに、気にしなくてはならないポイントを簡単にまとめて見ました。
紹介するポイントを参考にしてもらえれば、業者選びに役にたちますよ。
最低取引単位の確認
まず初心者が見るポイントは最低取引通貨単位です。
大体は1000通貨、1万通貨、10万通貨で区切られてきます。
中には1通貨から取引できる所もありますが、稼ごうと思ったら現実的では有りません。
取引する際にはロット単位で取引します。
ロットにすると1000通貨は0.01ロット、1万通貨は0.1ロット、10万通貨は1ロットです。
初心者の方は1000通貨から取引できる、業者を選びましょう。
初めは1000通貨から初めて慣れて、勝率が上がりだしたらロットを上げて行けばいいです。
スプレッドの狭さ
スプレットとは110円50銭から53銭などニュースで聞いたことが有ると思います。
これは買う場合と売る場合のレートの差額です。
現在のFX業者は株式などとは違い、売買手数用は無料です。
どこで利益をとっているかと言うと、スプレッドの差額で利益を得ています。
なのでスプレッドは手数料と考えてもらえればいいです。
取引する際は必ずスプレッド分がマイナスで始まりますので、スプレッドは狭いに越したことが有りません。
しかし自分のトレードスタイルによってはスプレッドをさほど気にしなくても良いです。
スキャルピングや、デイトレをする人はスプレッドが重要になってきますが、数日から数週間ポジションを保有し、利幅を広く取るトレードスタイルを目指している人は、よほど広いスプレッドでない限り気にしなくても良いでしょう。
約定力が大事
約定力とは約定拒否がないか、注文を入れてからどのくらいのスピードで注文が約定するかです。
約定力が悪いと、不利なレートで約定してしまったり、注文が通らないことがあります。
トレードスタイルがスキャルピングの人やデイトレードの人たちには、約定力は需要で、短い時間で売買する人たちには約定力が必要になってきます。
特に約定力が悪くなる時は、大きなロットの注文を入れたときで、デモトレードのようにサクサクと約定しないことがあります。
約定力に関してはFX業者の公式のページには載っていないので、グーグルなどで「業者名 約定力」などのキーワードを使って検索するしか有りません。
スワップポイントを見る
スワップポイントはFX業者によってばらつきがあります。
スキャルピングやデイトレーダーにはほとんど関係が有りません。
スイングトレードやトリラピなどのリピート系のトレードスタイルの人は、ポジションの保有が長期間に渡るので、スワップポイントは大事になります。
必ずチェックしましょう。
特にリピート系のトレーダーはマイナススワップには注意しましょう。
デモトレードで取引プラットフォームを試す。
大抵のFX業者ではデモトレードが用意されていると思います。
デモトレードをして、取引ツールが自分の取引スタイルに有っているか、使いやすいかを確認してください。
取引ツールが使いづらいとイライラすることがありますので必ずチェックしたいポイントです。

FX業者には2つの取引方式が有る
FXの取引はインターバンクで取引されます。
インターバンクとは主に銀行間で、為替の取引をする市場のことで、私達が参加できるものでは有りません。
そこで私達はFX業者に注文を依頼しFX業者が取引銀行に注文を流します。
以前にも記事にしましたが、FXには2種類の取引方法が有り、FX業者によって取引方法が変わってきます。
DD方式とは
DD方式とは、顧客が注文を出すと最初にFX業者のなかでディーリングされます。
そこで必要な場合は銀行に注文を流し、そうでないものはFX業者の中で注文が処理をされます。
つまり顧客からの注文で、銀行に注文を流す必要がないと判断された注文は、FX業者内で取引を成立し、インターバンクに注文を出しません。
簡単に言うとノミ行為を行っています。
ただ、この行為が悪いと言うわけではなく、銀行に注文を流さない代わりに、独自にスプレッドを調整でき、スプレットの固定、極小のスプレットを顧客に提供することができます。
しかし一昔前は国内のほとんどのFX業者がDD方式を採用しており、注文によっては約定拒否、レートの滑りを意図的に発生させていたことが有り、以前からFX取引をしている人からは、敬遠されている取引方式です。
今現在はそういった話を耳にすることがないので、気にする必要はないかもしれません。
NDD方式とは
NDD方式はノン・ディーリングとよばれFX業者から直接銀行を介してインターバンクに注文を流します。
FX業者は、ただ注文を流すだけなのでクリーンな取引ができると言われています。
ただ独自にスプレッドが調整できず、DD方式より若干スプレッドが広めになると言われています。
国内業者はすべて信託保全で安心
信託保全とは、FX業者が何らかの理由で破綻するようなことがあれば、FX業者に預け入れている顧客の資金を守る制度です。
この制度が有るため、口座資金は全額保証され返金されます。
国内のFX業者は金融庁の管理下に置かれており、信託保全が義務付けられているので安心です。
しかし海外のFX業者は信託保全は義務化されていませんので、口座の資金が保証されません。
海外FX業者に口座を作る場合は、事前に信託保全について調べましょう。
信託保全が付いていても、入金金額しか保証しない業者もありますので気お付けてください。
顧客の資金とFX業者の資金を分別管理していても、資金がすべて返って来る保証は有りませんので気お付けてください。
強制ロスカットラインを確認すること

FX業者によって強制ロスカットが決められています。
強制ロスカットの目安は維持証拠金の評価額で変わります。
国内FXはレバレッジ25倍なので1万通貨の場合、ドル円で40,000円程度の証拠金がかかってしまいます。
ロスカットにならないように資金に余裕をもたせましょう。
資金がないのに大きなロットで取引してしまうと、すぐに強制ロスカットになってしまい、さらには、追証も請求される場合がありますので気お付けてください。
海外のFX業者はほとんどがゼロ・ロスカットシステムを採用しているので追証を求められることは有りません。
まとめ
FX業者を選ぶ際のポイントを書いてきましたがどうでしょうか。
大抵のFX業者はデモトレードができますので、どんな感じで取引ができるのかを試したほうが良いですよ。
日本のFX業者であれば、どこで取引しても大丈夫だと思います。
キャンペーンなんかもやっている場合がありますので、利用してもいいと思います。
FX業者も別に1つに絞ることは有りません。
どの業者も口座を作るのは無料なので、とりあえず複数の口座を開設し、出勤や入金がしやすい業者を選べばいいと思います。