チャート分析でダウ理論とともに、よく聞くのがグランビルの法則です。
移動平均線とローソク足の位置の関係をグランビルの法則として説明されています。
チャート分析をする上で、理想的な売買ポイントを示してくれる法則になっています。
それでは、グランビルの法則を紹介したいと思います。
FXトレード・グランビルの法則とは
グランビルの法則は移動平均線と為替レートの乖離や値動きによって生じる、移動平均線と値動きの関係性をパターン化したものです。
そのパターンによって売買のポイントや、優位性を考察することが出来ます。
グランビルの法則と移動平均線はどう使う?
グランビルの法則で一般的に使われるテクニカル指標は移動平均足となります。チャートの時間軸に関しては、特に指定されている時間足は有りません。
時間足を変えながらハマっている時間足を探します。
一般的にはあまり短い時間足だと使いづらいので1時間足以上のチャートをおすすめします。
移動平均線は一般的に100MAか200MAを使うことが多いです。
なぜその数値を使うのかは、多くのトレーダーが100MA,200MAを見ていることから、この数値が推奨されているようです。
あくまで、その数値を採用している人が多いと言うだけで、自分でしっくりした移動平均線を使ってもいいと思います。
グランビルの法則の買いパターン
言葉で説明すると難しいので図を見てください。

① トレンド転換の時の移動平均線をゴールデンクロス。
② 移動平均線を一時的に抜いて押し目を付けて再び上昇
③ 移動平均線付近の押し目買い
④ 移動平均線が下向きの時に価格が乖離を付けて下がった後の反発
グランビルの法則の売りパターン

❶ トレンド転換の時の移動平均線をデッドクロス
❷ 移動平均線を一時的に抜いて戻し売を付けて再び下落
❸ 移動平均線付近の戻り売り
❹ 移動平均線が上向の時に価格が乖離を付けて上がった後の反発
実際のチャートでグランビルの法則を確認する
実際のチャートを見て見ると、すべての法則は当てはまらずに③の辺りで法則が崩れたり④が出来なかったりと、すべてがうまく収まる時は少ないです。

100%グランビルの法則が当てはまるわけではないので、臨機応変の対応は必要です。
比較的に初期の段階の部分は、頻繁に見ることが出来ると思います。
まとめ
今回はグランビルの法則を紹介させていただきました。
すべての法則がうまく当てはまるわけでは無いのですが、グランビルの法則を知っておくと、次のパーターンが想像しやすくなるかもしれません。
しかし移動平均線と価格の動きを見ると、初期のパターンはよく目にしますので、それだけでも覚えていれば、トレードのチャンスを活かせると思います。