FXトレーダーなら、いろいろな取引手法を覚えておきたいものです。
トレード手法で一番意識されているのが順張りと、逆張りですね。
FXトレードに限らず、株式や先物取引でも、当たり前のように使われている、取引方法です。
しかし、危険だからといって逆張りをおすすめしないトレーダーが多くいます。
本当に危険なのでしょうか?
今回は逆張りトレードについて、書きたいと思います。
逆張りは損小利大のトレードがしやすい
逆張りトレードとはトレンド方向の逆を取引する方法です。
例えば順張りでは、上昇トレンドの時に買いのシナリオを中心に考えて取引を組み立てます。
対して逆張りは上昇トレンドの時に売りのシナリオを考えます。
ただ闇雲に逆張りを仕掛けるわけではなく、きちんとシナリオを考えて逆張りを実行するのがセオリーです。
逆張りは基本的にトレンドの天底を狙います。狙った天底を更新してしまったら、逆張りは失敗と言う事になります。
天底を狙うため損切りが狭くなり、うまく行けば順張りより損小利大の割合を良くすることができます。
逆張りは環境認識が重要
指標発表などを狙って急騰、下落のリバウンドを狙って逆張りで攻める人がいますが、おすすめできません。
どこで値を戻すのか、反発するのか根拠がないためで、例えそれがうまく行ったとしても、再現性に乏しくギャンブルと同じことをしています。
そういったトレードをして、一喜一憂してるしてもしょうが有りません。
逆張りをするならまず環境認識をしましょう。
タイムスケールの違いで15分足では上昇トレンドでも、4時間足では下落トレンドを形成している場合が有ります。
逆張りの成功率を上げるには上位足のトレンドの流れに乗ることです。
上位足のトレンドを確認し、下位足で上位足のトレンド方向に逆張りをすれば成功率が高くなります。
チャネルラインや水平線、ボリンジャーバンドを利用する
日足などの押し目や売り戻しなど、意識されている部分に水平線を引きます。
日足で意識されている水平線は下位足で見ると、強力なレジサポラインになることが有りますので、ライン際の反発を逆張りで仕掛けることもできます。

上の画像は日足の直近安値にラインを引いて

その後30分足にスケールを落として、日足の売り戻しを逆張りしたイメージです。
チャネルラインを引いて上限、下限のラインの反発を狙う方法も有ります。
ボリンジャーバンドも2シグマタッチで逆張り、3シグマタッチで逆張りとボリンジャバンドの特性を使って逆張りトレードする方も多いです。
初心者に逆張りを推奨しないわけ
なぜ初心者には推奨されないかは、値ごろ感でトレードをしている人が多いためだと思います。
値が上がりすぎてるから、そろそろ下がるだろうとか、ここまでは下がらないだろうなどと、根拠なく取引をする人がたまにいます。
Youtubeとかで損切り配信してるようなトレーダーで、「ここまで来たら下がるだろう」とか、「もう上がるだろう」って言ってる人がたまにいますよね。
あんな感じでトレードする人が多いんだと思います。
こんなところで逆張りをしたい
一番に逆張りに適しているのが、レンジを形成しているときです。
相場は7割がレンジと言われています。
5分足のチャートで上昇トレンドを形成していても、1時間足や4時間足を見るとレンジの中の推移で、上位足のレンジ上限で反転の可能性が高くなります。レンジでは上限、下限がわかりやすいので、上限または下限付近に来たら下位足での逆張りの準備です。

まとめ
逆張りはうまくいくと損切り幅を小さく、利幅を伸ばすことができ理想的な損小利大のトレードをすることができます。
よく逆張りは駄目と言う人もいますが、正しく使えば安く買って、高く売る理想的なトレードができるようになります。