みんな大好きなボリンジャーバンド。
ボリンジャーバンドは昔から人気の有る、テクニカル指標です。
FX以外にも株、先物、仮想通貨など、利用している人は多いのではないでしょうか。
ボリンジャーバンドは、移動平均と標準偏差を描画した、トレンド系のテクニカル指標です。
ボリンジャーバンドの拡張、収縮などを見てトレンドの指標として活用します。
MT4でボリンジャーバンドを表示してみる
MT4でボリンジャーバンドを、表示させてみます。
ツルールバーの星がついたアイコンをクリックするか、Ctrl+Nでナビゲーターを起動させます。

インジゲーターのトレンドのアイコンをクリックすると、「Bollinger Bands」が出てきますので、それをチャートにドラッグドロップします。
パラメーターが出てきますので、期間を設定し偏差を2とします。

期間は通常20で問題ないです。スキャルピングをする人は9~10位にしているようです。
OKのボタンをクリックすると、2σのボリンジャーバンドがチャートに描画されました。

同じ手順を、2回繰り返し、期間を同じにして、偏差1、と3を作ってください。
そうすると1σ、2σ、3σのボリンジャーバンドが表示されたはずです。
バンドが同じ色なので、シグマごとに色を好きなように変えてください。

ボリンジャーバンドのσ(シグマ)ってなに?
σ(シグマ)は標準偏差を描画しています。
簡単に言うと、現在のレートが移動平均値とどのくらい、ばらつきがあるのかを、表しています。
シグマの動きは移動平均線が上昇または下降し始めるとバンドが 膨張し。移動平均線の動きが少なくなると、バンドが縮小する特徴が有ります。
1σ、2σ、3σの特徴を見る
各シグマごとに確率が有ります。
- 1σ:為替レートが68.3%の確率で±1σ範囲内に収まる
- 2σ:為替レートが95.5%の確率で±2σ範囲内に収まる
- 3σ:為替レートが99.7%の確率で±3σ範囲内に収まる
以上のような特徴があります。
あくまでも確率論の話で、実際は確率のように、うまく行かないことも多いです。
FXでのボリンジャーバンドを使ってみよう
それではチャートに、ボリンジャーバンドを描画して見てみましょう。
もしバンドが見づらかったら色を変えたり、点線、 破線 にしてください。
ちなみに開発者のジョン・ボリンジャー氏は期間20で2σしか描画しません。
1σや3σは後からトレーダーが、付け足すようになったようです。
スクイーズ
下の画像を見てみると、脈絡もない細くなったバンド部分が有りますよね。
これはスクイーズと言って値動きがない相場でこのような状態になります。

エクスパンション
下の画像を見ると先ほどとは違い、バンドが上下に膨張しています。
これはレートが動き始め、トレンドを形成する時に出る状態です。
ローソク足が、±2σや±3σに沿って推移することを、バンドウォークと言います。
強いトレンドが出ている時に出る現象です。

ボリンジャーバンドで勝つる
ボリンジャーバンドの特徴をふまえて、バンドがスクイーズしている時に、±2シグマにタッチしたら逆張りをする手法が有ります。

トレンドが出ている時、±2σタッチでエントリー、利確はボリンジャーバンドの中心と言う、オーソドックスな取引手法が有ります。

また、トレンドが出いて、押し目または売り戻しが発生している時に、±2σにタッチしたら、そこが押し目、戻し売のポイントと考え、エントリーする方法も有ります。

まとめ
今回は簡単に、ボリンジャーバンドについて、まとめてみました。
ボリンジャーバンドは視覚的にわかりやすく、人気があるテクニカル指標だと、分かっていただけたと思います。
ジョン・ボリンジャー氏いわく、ボリンジャーバンドは順張りで使うものと定義をしているようです。
バンドを見ればトレンドの流れを、確認しやすくエントリーのタイミングも取りやすくなると思います。